1月28日のみそ造りの様子が動画になりました!!



映画上映会&シェア会 報告

 

日時:201818日(月・祝) 
会場:穂高交流学習センターみらい ホール

上映:「いただきます -みそをつくるこどもたち-」http://itadakimasu-miso.jp/

定員:各回200名(先着順)

司会給食部代表 三好祐子

 

 

 

シェア会ナビゲーター講師:食事療法士 辻野将、響育の山里 くじら雲 依田敬子、明科中学校校長 古幡栄一、バジルクラブ代表 鈴木達也

入場料:前売り800円、当日1,000円、高校生以下100円 未就学児無料

主催:食の寺子屋 給食部

 

 

【報告】

午前の 108人 
午後の 104 人
夜の  32 人
(大人、高校生以下、未就学時、招待、含む) 
合計244人の方が上映会に足を運んでくれました。 

アンケートは大人175に配布。回収が104 
回収率は、約60% 
給食部希望者は9名でした。

 

上映後の情報交換会にも多くの方に残っていただき、活発な意見交換ができました。今回のイベントを通じて、市民の食と健康への意識の高さを実感できるとともに、それぞれの生活環境や状況に合わせた取り組みを考えるとてもいい機会となりました。

 

今回の目的であった、より健康で、豊かな生活をしていただくための映画上映会としては大成功だったかと存じます。


 

おとこの料理教室

「男を醸す会」

 

 

7月23日(日)18:00~@穂高駅前のネーブル

 

第二回目となる今回のテーマは、「ビールと夏野菜」でした。
     

ビールに合う、夏野菜をたっぷり使った、振る舞いたくなる、おしゃれな男料理!!

旨い料理の作り方のポイントを学びネーブルの崎元夫妻にその秘伝を教りました。

 



横山タカ子先生 第二 料理教室レポート 

第一でお話された 
『長寿の一汁三菜(これに漬物が加わると四菜に!)』を、 
実際自分たちで作ってみよう!の実習形式の料理教室は、 
で聞いた話の内容がさらに深まりました。 
こんなシンプルな調理法なのに 
食材と自然な作り方でうまれた調味料(調味料は薬だから本物を使う!との話)のおかげで 
誰もがにっこりしちゃうような 一汁三菜が簡単にできちゃうんだーと 
驚きもありながら、これくらいのスタンスならば 
できることからやってみようかな~って、 
背中を押してもらえた時間でした。 

『一汁三菜』っていうけれど、 
ご飯 具沢山味噌汁 酢の物、メイン(動物性蛋白は1食60グラムまで。粗食の過食は禁物。)、煮物、 
と、これを毎食作るには 
子育てに奮闘中の世代や仕事をしている人にとってハードル高いなぁ~と 
思っていたので、どのくらいの手間がかかるのかとどきどきしましたが・・・。 

信州は安価で栄養価の高い旬の野菜が手に入り、水が美味しくって 
自分たちで調味料(味噌 醤油)も作れてしまうくらい、豊かな食の環境が整っているので、 
それらの恵みだけで、難しい調理法(懐石みたいに何工程もあるような調理の手順。 
先生はこねくりまわす調理と表現されていましたが(笑))でなくても 
一工程(切ってあえる、切って煮る、切ってゆでる)だけで 
美味しいご馳走になってしまうのですね。 
実習で作った料理は1品が10分かからずにできてしまうものばかり! 

本日の一汁三菜は・・・ 
○十六穀米のご飯 
(玄米でなくても、栄養価の薄い白米にするよりかは 
断然雑穀や分搗き米でもいいとのお話) 
○根菜味噌汁 
(だしは自分で取りましょう。化学調味料の入っただしのもとを使って味覚は狂わせない。 
にぼしだしで頂きましたが、小さいにぼしを選べばえぐみもなく、 
まるごとお汁と一緒にいただける。一物全体。) 
○レンコン団子 
(鶏ひき肉とレンコンのすりおろしを入れて茹でたものに、 
醤油の銀あんで。子供も大好きもっちもち!) 
○さしすサラダ 
(きゃべつと人参を切って、先生考案”さしす調味料”(完熟梅・砂糖・塩・酢の梅風味のやさしい甘梅酢)で揉み、 
食前に豆乳、粗挽き胡椒であえる。これがとっても美味しくって!コールスローみたいなんだけど、 
さしすの優しい味がポイントなんでしょう。今年は”さしす”仕込み挑戦する!) 
○茶碗蒸し(だしと調味料と卵液を混ぜてむすだけで、簡単なんだよね~。) 

理想な食事って、手作りで~!と思いがちですが、 
質のいい魚の缶詰を使いながら野菜などの食材を合わせて一品作るもよし! 
ご飯だって玄米が難しければ分づきや雑穀でもいい! 
外食だってたまにはいいじゃないの! 
と、あれはだめ~とかストイックな表現は全くなくって、 
自分に出来るスタンスで 
無理なく楽しく一汁三菜をやっていきましょうよ!という柔軟な考え方が 
受け入れ易かったです。 

”まずは3週間やってみましょ!”のお言葉がありましたが、 
料理作るの楽しいな~、家族がにこにこ食べてくれている姿が 
見られるような ゆるーいスタンスで意識していこうと思います(笑) 

”調理道具も調味料” 
というお話がありましたが、 
食材だけでなく、調理道具も美味しさや栄養価を高めるエッセンスと、 
また違った視点での気づきがありました。 
その辺も料理をする上では大切にしていきたいと感じました。 

講演は20~70代(?)くらいの幅広い世代の参加者がいましたが、 
年代ごとに話を使い分けて伝える表現方法に 
誰もが うんうん! そうそう~!なるほどなぁ~と 
がってん がってん!!できちゃう 
ユーモアあふれる軽快な講話、 
和装の横山タカ子先生の所作振る舞いの美しさ、 
自然な製法で作った調味料で調理するシンプルな和食の美味しさを改めて知りました。 

信州は恵まれた食環境が目の前にあり、 
講演会場から キラキラ輝く北アルプスを見たときに 
ほんとうにいいところにわたしたちは住んでいるなぁと実感。 
当たり前のようでいて、当たり前なことではないことに 
日々感謝しながら、 
できることから毎日やっていこうと前向きになれる講演会 料理教室でした。 

企画 準備 当日の役割など、細かい打ち合わせがあったからこそ、 
心配りが行き届いたすばらしい講演会になったと思います。 
携わった員の皆さん おつかれさま そして ありがとうございました! 
和田典子 


横山タカ子先生講演会2017年2月3日 
演題~子どもを守る最後の砦「家食」~ 

「あなたが世界に変えられないために」(ガンジー) 

まず、初めに驚いたのは、世界遺産となった「和食」とはどんなものでしょう。 
それは懐石料理でもなく、お寿司でもなく・・・常日頃の食卓の料理「一汁三菜」。 

着物姿でホワイトボードに図を描いていく・・・まず「箸」と「箸置き」。 
箸置き1つだけで四季を表現できてしまうなんて、なんて豊かな心を私たちは共有しているのでしょうか! 
(これを書いていて思い出したよ 感謝) 
そんな大事な「箸置き(箸枕とか箸休めとか)」にも心を配れるなんて素敵だし、意外と実践できたりして。 
以前の「箱膳」のおはなしの四季の葉っぱにも似ていましたね。 

そして、主食、汁物は手前に並べて、奥に煮物(椀物)とメインが並び。四つの真ん中に酢の物と。 
それに番外、漬物を加えて信州ならでは「長寿の一汁四菜」=「死ぬまでトイレに行きたい御飯」ご高齢の方は納得か?。 

食べ方は酢の物から!ここでまたびっくり。 
真っ先に野菜の(蛸や烏賊は入っていない)酢の物から食すことは血糖値を下げる食べ方なのだそう。 
次に具だくさん味噌汁を半分食べ、 
主食→煮物→メインという風に移って口中調味を楽しみます。 
前段にあった野沢菜の漬け物の美味しい食べ方も参考にしましょうね。 
ん?前段? 

桃栗三年柿八年美人三十年、何でも結果が出るには時間がかかるということ。 

あ~ここまで書いて一休み 
内容が濃いから、あとはDVDで楽しんでくれやって言っちゃおうかなあ 
どなたか続きお願いできないかなあ~ 
あ~!あれもあった!砂利漬け 
(けどちょっと休憩) 
(文責英臣) 


映画上映会&市民の情報交換会 報告書

 

日時: 2016102日(金)10:0012:00

場所:穂高交流学習センター「みらい」

映画:シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ

司会&情報交換会ナビゲーター講師:食事療法士 辻野将之

参加費:前売り800円、当日1,000円(学生半額)

主催:食の寺子屋 給食部

 

 

120名という多くの方にご参加いただき、7割近い方からアンケートが回収できました。特に多くの子育て中のお母さんに来ていただけたこと(託児が約30名という予想外の大賑わいとなりました)が今回のイベント趣旨に合致していました。

上映後の情報交換会にも多くの方に残っていただき、活発な意見交換ができました。今回のイベントを通じて、市民の食と健康への意識の高さを実感できるとともに、それぞれの生活環境や状況に合わせた取り組みを考えるとてもいい機会となりました。

また、実際に市販されているジュースや菓子にどれぐらいの砂糖が使われているかを当会員がメーカーに問い合わせ作成した展示もあり、より実生活に活かせるいい機会となりました。

 

今回の目的であった、より健康で、豊かな生活をしていただくための映画上映会としては大成功だったかと存じます。

 

【参加者の感想】

実は、私も映画の主人公と同じく、白いお砂糖が原因で妊娠中に体調を崩しました。 
その頃の私の趣味は、ケーキの食べ歩き、まさに甘いもの中毒だったので、なるべくしてなったとしかいいようがないんですけど。。。
そんなわけで、私も白いお砂糖の恐ろしさを体感しました。 

今回のテーマは白いお砂糖でしたが、他にも、これって安全?って疑問に思うものが色々あると思います。
添加物、遺伝子組み換え、農薬などなど。
全て完璧なものを手にいれるなんて、今の社会では無理ですが。。
私たち消費者が、気が付いて、出来ることを考えていくことが、大事かなと思います。
給食で、情報共有したり、みんなの知恵を出しあったり。
あまりストイックになりすぎず、みんなでできる小さな一歩を踏み出せたらいいなと思います。

 

【感想その②】

主人公が高齢妊娠中に糖尿病を発症するところから始まりますが、とくに甘いものが大好きだったわけでもなく、乱れた食生活をしていた様子もない、とても痩せた主人公が、糖尿病になってしまった、という淡々とした流れが、逆にちょっと怖い感じしました。。 

そして、彼女は砂糖の危険性を追求すべく、専門家を訪ねる旅に出ますが、何人もの専門家の話がきけて参考になりましたが、 
一番印象的だったのは、砂糖が大量に入った加工食品を作り儲けている商品開発者の言葉です。 
「我々は悪いことをしているわけではない、選ぶのは消費者だ」 
選んで消費するのは私達なんですね。 

見終わって思うことは、 
砂糖の危険性は十分わかった。でも、砂糖を完全に排除した食生活は、自分には正直難しい。では、どうするか… 
砂糖ではなく、素精糖やはちみつを使えばいいのか? 
ともかく、砂糖をひかえたいと強く思いました。 
以上です。 


食生活アドバイザー・国際中医薬膳師の

杉村和江さんによる『調味料』の講座 
【日時】9月20日(火) 10:00~12:00 
【場所】穂高会館調理室 
 

 


 9月14日(水) 
 2:30~4:00 
 場所:明科中学体育館

「子どもを台所に立たせよう」

講師:竹下和男先生

 

素晴らしい講演でした、鋭い講演でした、出席できなかった皆様にできるだけ伝わるように、報告(議事録)のように書いてみました。ニュアンスなどは微妙に違う所もありますが、伝わってくれれば幸いです。 
2日かけて書きました。  
(文章:堂城千絵)

 

<9月14日「子供を台所に立たせよう」(子供が作る)弁当の日 竹下和男> 
明科中学、生徒100人くらい?(もっと?違ってたらごめんなさい)が椅子に座って聞いている。後ろに保護者と一般席。 
スライドが良く見えるように、と体育館を分厚い遮光カーテンで暗くした学校に対して)

関西(讃岐)弁の竹下先生の、低く鋭い声で、まず最初に一言。 
「暗くしないでください。僕は話を聞く人の顔を見ないと話ができません」 

「僕の話をよく聞いてください、一度しか言いませんよ。 
僕は年間200校をまわって講演しています、それでも、全校を回るには、200年かかるんです。 
だから、一度しか無いチャンスと思って、聞いてください」 

------------------------------------ 
その内容は、とてもショッキングな内容から始まりました。 

「君たちがもう中学生だから言いますよ、この日本で、お腹の中で殺されている子供は、年間何万人いると思いますか?」 
一同、狐につままれたように、シーンとなる。 
「答えは、20万人です。」 
私は今日は、“こどもにお弁当を作らせよう”、という優しい話を想像していたので、いきなり、出鼻をくじかれたようなショックな気分に。 
(以下「」無し、竹下先生の講演内容) 

あなたたちの年齢だから言いますよ、絶対にできちゃった婚しないでください。 
できちゃった婚という言葉をはやらせて、肯定的にした大人は最低です。3歳までに8割の脳が発達する。 
そして20歳までは脳が“遊びたい脳”。それが18歳で子供を産んだ、当然育てられる訳がない、24時間体制の子育てが楽しく思えるわけがない。 
“あんたを産んだせいで遊べない”、思って当然。 5人の10代で子供を産んだお母さん同士集まって盛り上がって話していた、 
“この子のせいで遊べない、いなければもっといろいろできるのに”3歳の子の手を引いてます。その子は聞いてます。 
それをずっと言われ続けて育った子は、自分が否定され続けて育つということ=その子も子育て、家事を嫌なものと思ってしまう。(って当然) 
でもそのお母さんも、ひとりが悪いわけじゃない、そういうお母さんに育てられた、そしてそのお母さんもそのお母さんに育てられたかもしれない。 
そう思いたくないなら、20歳すぎて、心も身体も、赤ちゃんをお腹の中で育てる準備もできてから産んでください。それが悪い連鎖を生まない。 
お腹に赤ちゃんがいるのに、お酒飲んで、タバコ吸って、『ええやんか、私が好きでやってるんやから、何の文句があるの?』、 
こういうふうに言います。こういうふうに言う人がすごく増えてます。自分の事しか考えていない、考えられない人、脳がそうなってる。 

 

<人は環境に適応する> 

「この中に、家族分の味噌汁が作れる人は、何人いますか?」(数人がパラパラと手を挙げる。)意外とあがっていますね(それでも数人)、 
僕は年間200校を講演してまわっていますが、他の中学校で全く手が挙がらない中学も何校かあります。これが日本のこどもたちの現実です。 
“してもらう”だけの子どもたち。朝、起こしてもらう、料理してもらう、洗濯してもらう、部活や習い事に送迎してもらう、 
何でもしてもらうのが当たり前の子たち。“してもらう脳”の子、前頭葉がそうなってしまっている。昔は家の手伝いは当たり前、炊事の手伝い、弟たちの子守、農繁期の手伝い、なんでもした。今は“手伝わなくていいから、勉強しなさい”・・・。 

食事を作ることは、脳を働かせること。自分で献立を考える、その買い物をしにスーパーに行って、何が必要か、食べる人の好みを考え、 
喜ぶ顔を思い浮かべる。切ったり、蒸したり、炒めたり、いろんな方法がある、食べる人の嬉しい顔を想像しながら料理をする。 
順番を考え、冷めないで出す方法を考える、想像力が働く。おいしいと言ってもらったときのうれしさ。 
料理をつくること、人のためにしてあげられること、人の気持ちがわかる思いやりがある子になる。 
人の気持ちがわかる子は、いじめは絶対しません。相手の嫌なことが想像できるから。その想像できない子がいかに増えているか。 
「はなちゃんの味噌汁」乳がんのお母さんは、残り少なくなった命で、愛娘はなちゃんに、一人前に家事ができるように、 
時には厳しく教え込んだ。鰹節を削って出汁の取り方、具を考えて切って、毎日みそ汁を作る。 
掃除、洗濯、夕食のおかず、5歳のはなちゃんは、一通りできるようになった。お母さんは亡くなった、 
そしてはなちゃんは毎日お父さんが喜ぶ顔を想像しながら、朝ごはんの味噌汁を作り、夕飯を作る。33歳で亡くなったお母さんが残してくれたもの。 
1年生になったとき、周りのお友達が料理できないことに驚いた。「なんで作れないの?」はなちゃんは料理をするのが大変とは思っていない、 
よろこぶお父さんの顔を想像しながら作る料理は楽しい。 
危ないから、自分がやったほうが早いから、ではなく。子供を台所に立たせる、材料を切る、ごはんを炊く、出汁を取る。 
料理は命をいただくこと。 
統計では、料理に興味を持つ年齢は6歳がピークで下がっていく。その時を逃さないように。 

--------------------------- 
香川県で赴任した小中学校の校長として、10年以上、弁当の日を実施した。今は全国で1800校にのぼる。 
高学年の子達が自分で献立を考え、調理し、りを考えながらお弁当を作る。親は一切手伝わない約束。とても楽しい、と。 
(スライドでは、そのお弁当を1年生がのぞき込む←早く作りたいな、この1年生の子が4年後に作る←また1年生がのぞき込んでうらやましそうな画像。) 
文句を言う親がいましたが、僕は一切無視し続けてやりました。(笑いが起こる) 

(今の大学生の食事風景がスライドに映る。) 

食事を作れない学生たち。朝食がスニッカーズに牛乳、昼はジュースに菓子パン、夜はごはんと豆腐。砂糖まみれの食事。 
これが、赤ちゃんをおなかに宿す、ふわふわの毛布が作られるわけがない。 
よその人のことじゃない、あなたたち(中学生に向かって)、親になる、あなたたちの事ですよ。 
中学生にもなって、食事のひとつも作れないのは、本当にマズイ。 

弁当の日で巣立った子供たちが大学生になり、久しぶりに再会した。 
「先生、私、料理大好き。弁当の日があって料理が好きになった。だって喜んでくれる人の顔想像してたら、何を作ろうかなってウキウキしてくる。」 
「自分がいつか親になったら、子供にも、おいしいものをたくさん作ってあげたい。」 


小学校・中学校の運動会、お弁当をじゃなくて、給食にしてください、という親が実際に少なくない数いる。 
文句を言い続ける親。それに折れて、運動会を給食にした学校も多数ある。あるいは午前中で運動会を終えるようにした学校も。 
お弁当を作る、料理を作るのがめんどくさい、嫌がる大人たちがものすごく増えている。 
そんなに嫌ですか?人に、子供においしいものを食べさせたいと思わないんですか? 
気持ちのわからない親。ゲームしたいから、16歳で子供産んで、数か月の子を箱に入れて、窒息させた、そんな話が現実に起こっている。その親も、そんな環境で育った、その人を育てた環境。喜び、悲しさがわからない。ダメ親に育てられた、万引きさせられた、過去はかえられない、でも、『未来は変えられる。』 

「弁当の日」 人の気持ちがわかり、喜び、悲しさを分かち合える子供に、そして親になってほしいと思います。 

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本当に感動しました、考えが、視野がひろがりました。 


食の寺子屋 9月の勉強会

 

2016年9月6日(火)

 13:00~15:00

 

『遺伝子組み換え食品の表示の見方』

 

講師:松野亮子先生

場所:池田創造館

 

講座用の資料がたくさん準備されており

資料を見ながらわかりやすく

遺伝子組み換え表示に現状について

教えていただきました。

 

買い物時は「遺伝子組み換え作物不使用」の

食品を選んで買っているつもりでしたが

意外といといろんな食品に遺伝子組み換えが使われて

いることがわかりました。

 

表示義務のない油や砂糖、甘味を使用した食品は

これから注意が必要です。

 

 

三好基晴先生講演会

 

2016619

穂高の研成ホールにて

クスリを出さないお医者さん三好基晴先生講演会

が開催されました!

 

主催:食の寺子屋給食部

後援:安曇野市教育委員会


 

当日の様子を竹中寿さんがレポートしてくれました。

****************

会場は、先日三好さんからの報告であったとおり、席がほぼ埋まっているほどの大盛況。老若男女、幅広い年代の方が集まっていました。

講演会の内容は、まず現代の医療問題から。
日本の医療費は現在40兆円に上がっているが、厚労省は減らす気はないと。なぜなら減らしたら、製薬会社つぶれ、そこから多額の研究費を受け取っている病院もつぶれるから。
現代医療は患者さんのための正当医学ではなく、病院経営や製薬メーカーなどのために商売医学に基づいていることが多くあるとのことです。
その例として、血圧の基準値の変更があげられていました。
また、ガンの治療、CT・エコー・MRIなど医療機器からの放射線被ばくや電磁波の問題にもふれられていました。

もう一つのテーマは「医療病」と「健康病」についてでした。
「医療病」とは「病気は医者や薬の医療がなおしてくれるもの」と思い込むこと。「健康病」とは「健康のために玄米や酵素などが体に良いと効果効能を求めたり、砂糖や小麦などが身体に悪いと必要なものを排除したりする間違った考え方」だそうです。
玄米は体に悪いとバッサリ・・・。

理由は吸着物が良いものも悪いものもすべて出してしまうことと、玄米に含まれているワックスが小腸の絨毛にべったりとついて、栄養吸収をさまたげたり、酵素の出口をふさぐからとのことでした。
あとは酵素は意味がないということや、発酵食の麹菌の遺伝子操作について、コラーゲン、サプリなどの摂取、断食、抗酸化力、免疫力、がん、予防接種、アトピーについてもふれられていました。
そのほか印象的だったトピックスは、腹八分は体に悪いということや、噛む回数は考えないほうがいい、暑い日は冷たい水を飲んだほうがいいということでした。
腹八分については、精神的にストレスで体に悪い、食べるだけ食べて満足して運動したほうがいいとのこと。
噛む回数は考えるながら食べるというのは自然ではない、食べるものが自然でも心が自然じゃないと。
暑い日に冷たい水というのは、5の水のほうがぬるま湯より吸収がいいという実例をあげられながら、おいしいと思うものは体が要求しているからとのお話でした。

では何をしたらいいか・・ですが、食べ物に関しては最終的には五感や感性を磨いて、おいしいと思うものを優先するということでした。効果・効能を追及するより、おいしく楽しく安全にを心がける方がいいとのことです。食は文化的・芸術的・総合的にみないとということもおっしゃっていました。
また、病気の一番の原因は運動不足だそうです。
最低一日5000歩、できれば一日1万歩を歩いて、主食はごはんで和食がいいとのことです。

1時間30分の講演があっという間でした。
最後の質問タイムでは、ご自身やご家族の症状に絡めた質問をされた方が、多数いらっしゃいました。

健康に気をつけたいと思うと、ついつい頭でっかちになりがちで、夫や子供たちに小うるさく、つい色々言ってしまう日々を自省しつつ、「おいしく楽しく安全に」を合言葉にやっていきたいなぁと思いました。
この日先生は、午後に松本で陸上(走り高跳び)の大会に出場してからいらしてくださったそうです。
そのアクティブさが先生の健康の源なのかなと感じました。
長文、お付き合いいただきありがとうございました。

************

今回の講演会は企画開始から一か月ちょっとという

時間のない中、多くの方々のご協力のおかげで無事開催することができました。

本当にありがとうございます。

また、同伴の子どもを合わせると

約100名もの多くの方々にお越しいただき

有意義な時間を過ごすことができました。

 


食のワークショップ④



食のワークショップ③

食のワークショップ③ 2015723日(木)

講師:自然栽培農家の山田憲吾さん。

 

私達は何を食べているのでしょうか?今回7月23日の給食部 食のワークショップは、自然農法の山田さんをお迎えしました。


山田さんが自然農法(外部から肥料などの栄養分を与えないやり方)に至った経緯を、自然農法、その他の農法の説明を交え、簡単にわかりやすく話して下さいました。





続いて、“自宅で簡単即完成!あなたにも作れる炭酸飲料♪“(とは全く言われませんでしたが、)そう表現したいくらいのものを実験として作りました。


あまりの「人工的」さに改めてビックリ。知識として文字で知っていたつもりでしたが、実際目にし、口にして、そのショックと言ったら・・・。

 

更に「本物の果実」「本物の野菜」-自然農法栽培された密柑とトマト- のジュースと、市販のジュースと飲み比べをしました。
人工的な飲料の何と懐かしく背徳的で馬鹿馬鹿しい味だったことでしょう。これから伸びゆく子供たちには決して日常的に与えてはいけない!ということを痛感しました。


素晴らしかった「本物の味」は、素人の平たい表現では全然伝わらないな・・。ちなみに山田さんは「透明感がある」とおっしゃっていましたが・・。幸せなことにその美味しさの数々は、穂高駅前のNAVELさんで入手できるそうです。良かった~。

 

さて、私達は何を食べているのでしょうか?一つ一つの食べ物は、それぞれの栄養成分を持ち、私達はそれらを摂取している・・はずですね。でもそれらを作っているのは、空気・光・水やそして土といった環境です。だから例えば野菜にしても、育ててくれたものの、におい、あじ がするのですね。世の中にはいろいろな考え方、やり方があり、それぞれの正しさの中で精一杯全うしているのでしょう。私達が何をどう選択していくかは、それぞれの意思に寄ります。選び取っていくことは、それを支持することに他なりません。より良いものが適正に残っていけるように行動することの大切さをしみじみ感じました。

山田さんは限られた時間でしたが、内容をコンパクトに充実させ、弁舌さわやかに語って下さいました。ありがとうございました。次回も楽しみですね。

 

杉村和江



食のワークショップ②


食のワークショップ②が西部児童館にて6月19日に開催されました。

前回のシェフ崎元の①「味覚の授業」に引き続き、

 

第二弾今回のテーマは「元気になるおにぎりの食べ方」


参加費無料で、「からだと心を整える『食養生』」の著者、

食事療法士 辻野将之先生のお話が聞ける!

というとても魅力的なワークショップでした。


言わずと知れた日本人の「主食」=「米」


しかし一人当たりの年間米消費量は56.9kg(単純に収量÷人口)

1日あたり155.9g(一合と少し)

 

食料廃棄率である約20%を考えると、

現代日本人の平均米消費量は、実に、

 

一日「1合も満たない」という事実。


そんな「食」見直そう・・・という切り口からお話が始まりました。


「明治の人はお米を、一日を一人平均6合食べていた!!」

  そんな話に会場はざわざわ・・・

宮沢賢治の「一日に玄米四合と...」6合よりも少なく粗食で健康に、という意味合いがあっても「4合」。


パンが食べたい、パスタが食べたい、時間がないから麺類で、

おかずが美味しい、ダイエット・・・

様々な誘惑の中そうしていくうちに、一日のうちにお米を食べる機会がどんどん減っていく現代の食事情で、

「米」=「主食」とはもう言えなくなくなっています。


今こそ「主食=米」を取り戻そう!


お米を食べること、またよく噛んで食べることで、

病気は治すことも出来る、と辻野先生。


これは同時に、よいものを食べていても「食べ方の間違いで病気になる」ということ。


「野菜を食べれば=健康」というイメージ。


しかし「おかずは食べれば食べるほど、お米を食べる量が減っていく」


栄養学的な数値ではなく、命をいただくということの重要性。


☆白米の様に胚芽は取らずにいただく

(胚芽から芽がでて、稲となり2~3000の粒が出来る)




~うみたまのお塩と自然栽培の玄米でみんなでおにぎりをにぎる~


1口目はいつもの感覚で何回噛んでいるか数える(20~30回が参加者では大半)

 

2口目は100回噛んでみる

 

3口目は唾液を飲まずに100回噛み続ける(お米は口の中からなくならない)

 

☆唾液が豊富な人は健康

 

若くて健康な人は10回ぐらいから甘みを感じる(私自身は20回すぎると)

たくさん噛むことは肥満予防にもなる。

 

「何を食べるか」だけでなく「どのように食べるか」

 

皆でおにぎりをよく噛みいただきながら食養生で大切な「氣の巡り」についてのお話もうかがいました。

 

〜「氣」が滞ること無く体内を巡っているか〜

「食」=食べ過ぎは氣が滞る また何を食べるか「食べ物」

「水」=作物を育てる上で、また人間も書かせない水

「空気」=呼吸 疲れている時、深く呼吸するだけで治ることも

 

「太陽」=規則正しい生活と適度な野外での運動。

太陽光を浴びることによってビタミンD=カルシウムの吸収

どんなによいものを食べても、夜遅くに食事、規則正しく早起きできずでは健康になれない。


牛乳飲まない、海藻もあまり食べない、魚もごくたまにじゃこを買うくらいでお肉も食べない。

その辻野さんのご長男(4歳)は骨密度が年齢の160%だったそう。

これこそお米の力と、規則正しい生活、野外での活動の結果ではないかと。


カルシウムは~mgなど「摂取量」ではなく「吸収率」どれだけ吸収できるかがポイント。


そして「心」 食べ物に固執して、「良く噛んで食べなかった・・・」とか「~を食べてしまった・・・」など、

一番大切な心の部分に問題があれば、即「氣」は滞り健康は遠のいてしまう。

  

〜「部分食」から「全体食」へ〜

和食の技術は、皮を剥き面取りをしてあくを取り・・・「部分食」

食養生では皮ごと丸ごと例えば葱の根も葉もすべていただきましょう・・・「全体食」

 

口を喜ばせる引き算の食「部分食」から、体の中を喜ばせる「全体食」へ。

まずは胚芽のついたお米を「主食」として食べるところから。

 

おかずを食べれば食べるほどお米の食べる量は減っていく。

全体食は野菜の皮をむかなくてもいい。

 

「お母さんはますます手抜きでいいんです!!」

 

ユーモアたっぷりの辻野先生の爽やかな笑顔が印象的な、とても有意義な一時間でした。

 

 

食の寺子屋給食部 崎元生歩子 (参考文献 食事療法士協会HPより)

 



食のワークショップ①

2015年5月15日

安曇野市、穂高西部児童館にて

NHKカルチャーセンター講師で、元シャロムヒュッテ崎元シェフによる味覚の授業が行われました。


試食として5つの味、塩味(塩)・酸味(酢)・苦味(キハダ)・甘味(黒糖)・旨味(だし汁)を五感をふるに使って味わってみました。

例えば、同じ塩でも精製塩と自然塩とでは味わいが異なり、自然塩のまろやかなうまみを感じたり。

鼻をつまんでぶどうジュース寒天を食べてみて、香りが味わいにはたす役割も実感したり。実に興味深い内容でした〜。

 

食事とは五感、味覚(味)・嗅覚(かおり)・視覚(みため)・触覚(歯ごたえ、のどごし、温度)・聴覚(ジュージューと焼ける音など)すべてを使って味わうもので、その実体験が感覚器官を育て、それが豊かな生活へと繋がっていく事。

また、奥歯でしっかりすりつぶして食べる事。

そして、味わう事とともに料理すること両方を体験していく事。

このすべての事が大切だという、お話をうかがいました。

 

今度から、食事は薄味で五感を研ぎ澄ましていただいてみようと思いました〜。

もちろん一番大切なのは、家族で楽しく食べることですけれど!

北部給食センター訪問

2015年2月12日に北部給食センターを訪問してきました。

センター長と栄養士の先生お二人にいろいろとお話を伺ってきました。


2015年 1月31日(土) 13時~


食の寺子屋給食部 1月の勉強会


こころとからだが輝く学校給食を
~今、私たちにできること~


子供達の未来のために、日本全国を休みなく講演にとびまわっている杉木先生が、 「給食の現状と未来」についてお話ししてくださいました。 興味関心のある方が多く、小さな会場に予想以上の大人数があつまり大盛況でした。

講演終了後は先生を囲んでお茶を楽しみながら、一緒に食についてお話しもありました。


(終了後の主催者メッセージ)

お集まりいただいたみなさま、ありがとうございました。

また、給食部のみなさま、お疲れさまでした。

50用意していた資料は全てなくなり、20畳の会場は、ギッシリと埋めつくされておりました。

大人の総数ざっと60名はいたようです。
隣りの託児室には子ども達が20名程。
床が抜けなくて、本当によかった…

杉木先生の熱く、真っ直ぐでぶれない思い

それが、世界一だと誇れる最高の学校給食を作り出す源なのだと、つくづく感じました。
それと、給食の内容ももちろん最高だし重要ですが、同時に

いかに食の主体性をつくるかに、多くの力を注いでおられます。

まさに「子ども達を豊かに、自立(自律)出来る人間に育てよう」という共通認識が

塩尻市にはあり、「教育再生」が最重要施策であるという地盤があるのです。
塩尻市いいなぁ…

いやいや、さても、安曇野市。
さぁどうしましょう。
まずは、「現状を知る」ところから始めましょうか。

アンケートは17枚。
カンパは4.397円集まりました。

給食いいスタートがきれたと言っていいのではないでしょうか。
優秀な員たちのおかげです。

大塚貢先生の講演会を開催

2014年6月15日

食の寺子屋として(給食部発足前)大塚貢先生に講演をしていただきました。

大塚先生は「いじめ・非行・暴力が給食を変えたらなくなり、優秀校になった長野・真田町の奇跡!!」として有名です。